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拭き掃除には欠かせない「雑巾」。
以前は、部屋の拭き掃除やキッチンのお手入れに、タオルを縫って作られた雑巾を100均で購入して使っていました。
ただ、雑巾で掃除をしていると、時期によっては洗って干したものがなかなか乾かず臭ってきたり、そもそも洗うのが面倒だったりと、不快な思いをすることもしばしば…。
そんな時に知ったのが「ウエス」でした。
今回は、
- ウエスとは?
- ウエスを使うメリット
- ウエスに向いている布、向かない布
- 作り方
- 掃除方法
についてまとめました。
不要な布類の活用方法としておすすめですよ!
ウエスとは?
ウエスは、英語の「waste(不要、廃品、くず)」が語源だといわれています。
もともとは、機械や道具などのメンテナンスで油を拭き取ったり掃除したりするのに使われていたボロ布のことです。
家庭では、使わなくなったタオルや着古した洋服などを使いやすい大きさに切って、拭き掃除に使います。
ウエスを使うメリット
不要な布を再利用できる
古布の回収に出すのもリサイクルにはなりますが、なるべくなら家庭内で最後まで使いきりたいところ。
とはいえ、全ての古布を保管してウエスにしていては、かえって保管場所に困ってしまいますし、切るだけでも膨大な量になり、大変ですよね。
せっかくラク家事がしたいのに、この作業に多くの時間と労力を費やすことになり、収納も圧迫され、本末転倒になってしまいます。
一時期それをやってほとほと疲れてしまったので、それからは古タオルと靴下のみと決めて保管し、必要に応じてウエスにしていくスタイルに切り替えました。
出費が抑えられる
掃除用のシートや雑巾などを100均やドラッグストアで調達するとして、1点110円~300円くらいといったところでしょうか。
個々の代金は少額でも、ちりも積もれば年間で数千円の出費になりますよね。
また、ホームセンターやネット通販などで購入することもできますが、家にある不要な布を有効活用すればタダで済みますし、とってもエコです。
我が家では、キッチンペーパーや箱ティッシュなどの消費が以前よりゆるやかになり、その分の出費も減りました。
家事がラクになる
サッと拭いたらゴミ箱へポイ!
使い捨てできるので雑巾を洗う手間がなくなり、あの不快な臭いにも悩まされなくなり、拭き掃除が苦ではなくなりました。
いやいや、むしろ切る作業が大変では?と思われるかもしれませんが、ルーティーンになってしまえばそれほどの労力ではありません。
ウエスに向いている布
・タオル
適度に厚みや吸水性があり、タオルが最もウエスに向いていると思います。
シートと違って破れる心配がありませんし、パイル地やワッフル生地など凹凸があって汚れを落としやすいです。
・古着(綿or綿が多く含まれているもの)
今はリサイクルに出していますが、以前はTシャツやスウェット(トレーナー、ズボン)など、綿素材のものはウエスとして再利用していました。
シーツ、枕カバー、座布団カバーなども綿素材のものが多く、生地もしっかりめで使えますよ。
こういった布類は、繰り返し洗濯しているので、より吸水しやすくなっているんですよね。
・靴下
切らずにミトンのように手を入れて使います。
ウエスに向かない布
・合成繊維
フリースや機能性肌着などは、吸湿性があまりないので拭き掃除には向きません。
乾拭き用で活用しましょう。
・セーター・ウール製品
毛羽立ちがあり、拭き掃除には向きません。
・デニム(ジーンズ)などの硬い生地
対象物を傷つけてしまうおそれがあるので、あまりお勧めしません。
色移りの心配もあります。
ウエスの作り方
使いやすい大きさにハサミで切るだけでOKです。
その際、よく切れるハサミを使いましょう。
私は、手のひらサイズ(小)、フローリングワイパーサイズ(大)の2サイズを使い分けています。
大きいサイズは、スタンダードなフェイスタオルを4等分するとちょうどいいです。
掃除場所によって、さらに半分のサイズに切ってから使うこともあります。
パイル地のタオルを切る場合、切断面から糸がポロポロと出てくるので、端に切れ込みを入れてから一気に裂くようにするといいですよ。
糸くずがたくさん出るので、新聞紙を敷いてから作業しています。事前にコロコロかガムテープを用意しておくと、洋服にくっついてきた糸くずを作業後にすぐ取り除けて便利です。
古着の場合は、品質表示タグや装飾部分、縫い目の部分などは取り除いた方が使いやすいです。
袖は横にハサミを入れて、輪になった状態のままで使います。
ウエスを使った掃除方法
キッチン
揚げ物や炒め物をした際に発生するコンロ周りや壁、床などの油汚れは、セスキを吹き掛けてからウエスで拭きます。
日がたつと落ちにくくなるので、油汚れは当日中に拭くことが大事です。
調理後のフライパンや鍋、お皿などに付いたソース類や油は、ウエスでぬぐってから洗うと食器洗いに使う水や洗剤が減らせてエコです。
お皿に余った煮汁も、排水溝には流さずウエスに吸わせてしまいます。
作業台に飛び散った油、水滴、調味料などを拭いたり、埃がたまりやすいカウンター周りをサッと水拭きするのも気軽にできますよ。
冷蔵庫・オーブンレンジの庫内
冷蔵庫内は、食材が減ってきたタイミングでサッと水拭きしてから乾拭きします。
一度にやろうと思うと大変なので、エリアを分けてちょこちょこ掃除するのがおすすめです。
オーブンレンジは、食品の飛び散りや吹きこぼれなどに気づいたらすぐに拭きとるようにしましょう。
放置するとどんどん焦げ付いてきてしまい、かえって掃除が大変になってしまいます。
リビング・ダイニング
しっかり拭きたいので、私は大きいサイズのウエスで雑巾がけします。
ササッと済ませたいときは、フローリングワイパーに大きいサイズのウエスを濡らしてから取り付けて拭くと、スピーディーでラクチンです。
フローリングのホコリ取りには、フリース素材が断然オススメです。
同じようにフローリングワイパーサイズに切っておき、取り付けて乾拭きするのもいいですし、袖の部分は輪になった状態のまま手を入れて、家具や家電のホコリ取りにもなりますよ。
子供の食べこぼし用としてすぐ拭ける場所に置いておくのも便利です。
牛乳など洗っても臭いが取れにくいものや、カレーやトマトソースなどの汚れが落ちにくいものでも、使い捨てできるので落ち着いて対応できますよね。
ドアや照明のスイッチなども、気になったときにササッと水拭きしちゃいましょう。
玄関のたたき
・ほうきで掃いてホコリや砂、髪の毛などを取り除いてから、セスキを全体に吹き掛けウエスで拭き取ります。
※たたきの材質によってはセスキが使えないこともあるので要確認
お風呂
フローリングワイパーに大きいサイズのウエスを取り付け、ウエスの方に消毒用のアルコールを吹き付けてから天井を拭きます。
天井のカビはカビ取り剤を使うと危険なので、この方法がおすすめです。
排水溝にたまった髪の毛を取ったり、鏡のうろこ取りをしたりするのにも便利ですよ。
洗面台や洗面台の下を掃除するのにも大活躍しています。
トイレ
ウエスの使用は抵抗があるので私はしていませんが(シートで拭いてそのまま流してしまいたいので)、使えそうな部分をいくつか挙げていきます。
便座(特に裏側)、床、壁、タンクの上、収納棚、温水便座の操作パネルなど。
小さなお子さんがいてトイレトレーニング中だったりする場合、すぐに取り出せる場所に設置しておけば汚してしまってもすぐに拭けますね。
厚手のトイレシートもありますが、所詮は紙。布の方が丈夫でガンガン拭き掃除できると思います。
予め小さめのごみ袋を用意しておき、その中に汚れたウエスをポイポイして、最後は袋の空気を抜いて口を縛り、ゴミ箱へポイ!しちゃいましょう。
ベランダ・窓
洗濯物を干す前に、物干しと手すりを水拭きします。
たまに室外機を拭くことも。
窓拭きには、あれば靴下がおすすめです。
たまった砂埃などで手が汚れにくく、窓や窓周りの掃除に重宝しています。
右手に水拭き用、左手に乾拭き用を装着し、まずは室内→室外の順番で水拭き後に乾拭きしていきます。
ちなみに、網戸は水拭き用と乾拭き用で挟むようにして拭くと、水拭き用が落とした汚れを乾拭き用が受け止める役割をしてくれるので、効率良く掃除できますよ。
カーテンレールやサッシも、気になったときにサッと水拭きしています。
冬場は結露を拭くことも。
自転車
カバーを掛けていないと、雨が降った翌日に乗ろうとしたらサドルが水滴だらけ…なんてことがよくありますよね。
そんなときもサドルやハンドルなどをサッと拭けるので、忘れず持って出るようにしています。
おもちゃ・絵本
まだ子供が小さいので何でもかんでも口に入れてしまい、放っておくとおもちゃ類はよだれでベタベタに。
生後何か月かまではその都度アルコールで拭いていましたが、もうキリがないので今は余裕のある時にパパっとするくらいです。
最近は、テーブルや床、おもちゃなどの落書きを消すのに一番よく使っています。
まとめ ウエスでエコなラク家事をしよう!
今回ご紹介した以外にも、ウエスは家中のいろいろな場所や場面で活躍してくれる万能アイテムです。
はじめは、切る作業や糸くずの掃除を面倒に感じるかもしれませんが、好きな音楽を聴きながら、テレビを観ながら、ながらでビリビリ・チョキチョキしていたらあっという間に終わりますよ。
私自身、一度はめんどくさくなってやめた時期もあったんです。
ですが、娘を出産してからというもの、なるべく清潔を保とうとあちこち拭き掃除するようになったとたん、使い捨てペーパー類の消費がすごいことになりまして。
やっぱりウエスってエコだし経済的だよなーと、改めて実感したんですよね。
今では、実家の不要なタオルまで回収してビリビリ・チョキチョキしております。
気になったところを毎日ちょこちょこ掃除していると、面倒な年末の大掃除がほとんど必要なくなりますし、日々を快適に過ごせますよ。
この機会に、使わなくなった衣類をウエスによみがえらせて、有効活用してみませんか?