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お子さんのスプーン練習、なかなか進まなくて焦っていませんか?
同い年くらいの子が上手に自分で食べているのを見て不安になったり、毎日の食事の時間がストレスになったりなど、悩んでいる方も多いのではないかと思います。
私自身、子供のスプーン練習にはかなり手こずりました。
1歳5か月から開始しましたが、振りまわすわ、投げるわ、お皿をたたくわ、こぼして汚すわで、最終的に泣いて嫌がられて全く進まず…。
それでも、子供のペースに合わせてゆるーくやっていたら、2歳で急に上達して自分で食べられるようになりましたよ!
とにかくお伝えしたいのは、いずれできるようになるのであまり頑張りすぎなくても大丈夫ですよ!ということです。
今回は、
- 1歳~2歳児のスプーン練習におすすめの食器
- 【レシピ付き】スプーン練習におすすめのメニュー
- スプーン練習のやり方
- スプーン練習のポイント
についてまとめました。
個人差が大きいことなので、お子さんの成長に合わせて気長にいきましょう!
1歳~2歳児のスプーン練習におすすめの食器
スプーン
スプーン選びの基準
- 先端が口の大きさの2/3くらい
- 持ち手が滑りにくく、握りやすい太さ
- 安全な素材(プラスチック・木製など)
最初に使っていたのが、リッチェルのスプーンです。
1歳頃からフィーディングスプーンとして使っていたもので、かなり重宝しました。
力の加減がうまくできずに口の中を傷つけてしまうかもしれないので、先端がステンレス製のものを持たせるのは心配だったんですよね。
滑り止め付きで握りやすく、保護者が食べさせるのにも使いやすいです。
持ち手が三角形になっていて、中央の丸いくぼみに人差し指を合わせて持つとちょうど鉛筆持ちになるのもおすすめポイント!
こちらの影響かはわかりませんが、娘は教えなくても色鉛筆を鉛筆持ちするようになりました。(この持ち方ができるようになると箸に移行しやすいそうです)
ケース付きで持ち運びにも便利ですよ。
ちなみに、フォークは刺しにくいので麺を食べる専用になっていました。(笑)
プラスチック素材ですし鋭利な作りではないので、月齢の低いお子さんに持たせるのには安心です。
2歳手前くらいからは、エジソンのスプーンへ切り替えることに。
先端が平らになっているので、お皿の底にフィットして食べ物をすくいやすいです。
最初に使っていたリッチェルのものに比べて、先端が大きく深さがあったのも、こぼれにくくなった要因だと思います。
器(お皿)
最初は、離乳食を食べさせるときに使っていた器をそのまま使っていました。
なんだかすくいずらそうに見えたので、試しに使ってみたのがこちら!
かなり以前に100均(ダイソー)で購入した「フードコンテナ」です。
形状のポイントは、「返し」があることと、底がほぼ90度(直角に近い)で深さがあること。
返しがあることで器の縁を使ってすくいやすく、縁をもう片方の手で持って支えることもできるので安定します。
これだけでもかなりすくいやすいんですが、ほぼ直角の底面とエジソンの平らなスプーンの先がしっかりフィットすることで、食べ物が集めやすくラクにすくうことができるんです。
深さは3~5㎝くらいあるといいですよ。
平たいお皿だと、すくうことができてもそのままテーブルにこぼしてしまうんですよね。
さらに、適度な重みがあってテーブルの上で動きにくく、ひっくり返して遊ぶこともうちの子はしませんでした。
耐熱性で電子レンジOKなので、レンジ調理して冷ましたらそのまま出せて洗い物も減らせます。
普通の食器で食べられるようになったら、またフードコンテナとして活用できるのも経済的!(そもそも100円ですしね)
【レシピ付き】スプーン練習におすすめのメニュー
練習はおやつの時間のみからスタートし、その後、朝食でもやるようにしました。
練習に使ったメニューは2品です。
おやつで1品・朝食で1品だけ用意し、それ以外は保護者が食べさせつつ、子供のやる気に合わせて練習量を増やしていくことに。
私自身も毎食スプーン練習をさせるのは正直しんどいな~と思い、時間がかかってもいいからお互いストレスにならない方法を取りました。
おすすめなのは、もったりとしていてスプーンから落ちにくい食品です。
本当は単品が一番ラクなんですが、豆腐やヨーグルトなどは器の中でグチャグチャにするだけだったり、手を入れてびちゃびちゃ遊んだりで進まなかったので、初期の練習には使いませんでした。
試行錯誤の末、子供が好きな豆腐とイモ類をアレンジして提供することに。
好物だと、「食べたい」という欲求が「やる気」につながるのでおすすめです。
様子を見ながらお子さんに合う食材をみつけてあげてください。
以下で、練習に使ったメニューの簡単なレシピをご紹介します。
レシピ① マッシュ焼き芋チーズ(おやつ)
温かい焼き芋50gに、牛乳(or豆乳or水)大さじ1~と「1歳からのチーズ」1/2を混ぜたものです。
さつまいもの品種によって状態が変わるので、牛乳などの水分量はそのつど加減してください。
カボチャやジャガイモでも美味しいですよ。
カルシウムよりも摂取させるのがむずかしいので、個人的に鉄分入りがおすすめです。
レシピ② お豆腐混ぜごはん(朝食)
1食分のご飯に、細かく切った野菜(加熱済み)と豆腐50gを混ぜ、おかか醤油で味付けしたものです。
これだけで必要な栄養が摂れますし、食事の支度や片付けなどの負担も減らせます。
スプーン練習は根気が必要なので、少しでもラクができるよう工夫することも大切です。
白米だと食べたがらなかったりすくいにくかったりするんですが、こちらは豆腐の水分で米粒同士がくっついてすくいやすくなり、スプーンからも落ちにくいです。
ご飯や豆腐の水分量によって状態が微妙にちがってくるので、すくいやすい硬さになるよう水やお湯で調整します。
スプーン練習のやり方
①手づかみ食べをしっかりさせる
スプーン練習に入る前に手づかみ食べを十分にさせるのは、とても重要なステップです。
手づかみ食べを通して、一口の量や大きさ・口へ運ぶ時の距離感などを学びながら、食に対する意欲を高めていきます。
この段階で「食事の基礎」を身につけるんですね。
②スプーンに興味を持ち始めたら握らせてみる
器やスプーンに手を伸ばすなどするようになったら(食べることに対する興味の表れ)、まずは握らせてみましょう。
個人差はありますが、スプーンを持たせはじめる目安は1歳~1歳半頃になります。
➂見本を見せる
保護者が正面に座って、スプーンを使って食べる様子を子供に見せます。
カレーやチャーハン・シチューなど、スプーンを使うメニューのときはもちろん、なるべく一緒にスプーンを使って食べるようにするのがおすすめです。
子供は、その様子をみて自然とお手本として学んでいきます。
また、大人が楽しそうに食べている姿を見せることで、「自分も同じようにしたい!」という意欲をかきたてることにもつながるんですよね。
④スプーンを持って口へ運ぶ練習
食べ物を乗せたスプーンをお皿に置きます。
そのスプーンを自分で手に取って、口まで運ぶ練習です。
保護者が手を添えて「こうするんだよ」というふうに補助してあげてください。
はじめのうちは、途中でスプーンから食べ物が落ちたり食べ物やカトラリーで遊んだりすることもありますが、根気づよく見守っていきましょう。
この段階から、「スプーンは食事のときに使う道具で、おもちゃではない」ということを認識させていくことも大切です。
⑤食べ物をすくって口へ運ぶ練習
スプーンを口まで運ぶことに慣れてきたら、いよいよ自分で食べ物をすくって口まで運ぶ練習です。
保護者が手を添え、何度もすくう動作を繰り返していきます。
このとき、スプーンを持っていない方の手で器を押さえることもセットで教えると、後々スムーズです。
3回に1回くらい自分ですくわせてみたりしながら、徐々に自分ひとりですくって食べられるよう導いていきます。
スプーン練習のポイント
汚れてもいい環境を整える
はじめのうちは、食べこぼしでテーブルや床・本人の手や洋服などがかなり汚れます。
それはもう仕方がないことなので、汚してもいいような対策をしておくことで少しでも片付けの負担や精神的ストレスを減らす工夫をしましょう。
マスカーテープ(養生テープ)は、そんなときの救世主!
本来は引っ越しや工事などで養生に使われるものですが、こちらを床に敷いておけば食べこぼしを全部キャッチしてくれます。
食事が終わったら、はがしてポイ!
内側に食べこぼしをくるんでまるめればOKなので、後片付けもラクチンです。
お食事エプロンも、長袖タイプだと広範囲をカバーしてくれるので安心です。
バンキンスのエプロンは洗濯機で洗えて乾きやすく、お手入れが簡単♪
防水加工がされているのでサッと拭き取れ、ニオイ移りがしにくい素材なのもうれしいです。
どちらのアイテムも、汚されたくないお絵描きや粘土遊びなどの時間にも大活躍しますよ!
無理強いしない
スプーンで食べるのを嫌がったり遊び始めたりしたら、無理強いはせず好きなようにさせてあげましょう。
食事の時間が苦痛になってしまうことがないよう、温かい目で見守ることも大切です。
我が子の場合、はじめのうちは興味を持って取り組んでいたものの、途中から「食べさせて!」とばかりにスプーンを突き返してくるようになったので、3ヶ月くらい練習をお休みにしていました。
その間は、私や夫が食べさせるか手づかみで食べるか以外は一切しませんでしたね。
1歳9ヶ月の頃、突然スプーンを持って食べたがったのをきっかけに練習再開し、そこから少しずつ上達していった感じです。
本人のやる気がなにより不可欠なので、お子さんのペースにあわせて焦らず進めていくことをおすすめします。
スプーンを遊びに取り入れる(個人差あり)
おままごとのときにスプーンを使って食べるマネをしたり、公園のお砂場で砂をすくって遊んだり(使い捨てのプラスチックスプーンがおすすめ)、遊びながら学んでいくという方法も有効です。
容器から容器へ小さなおもちゃをすくって移す遊びも喜びます。(※誤飲しないよう注意が必要)
ただし、子供によってはスプーンを「おもちゃ」だと認識してしまい、食事中に遊びだすことがあるので様子をみながらやってみてください。
実際に我が子はそうなってしまったので、食事以外でスプーンを使わせるのはやめました。
ポジティブな声がけをする
ちょっとでもできたらオーバーリアクションで褒めてあげると、うれしくなって「もっとやってみよう!」と、モチベーションを保ちやすくなります。
「いっぱいすくえたね!」
「スプーンで食べると美味しいね」
など、お子さんがスプーンで食べるのが楽しくなるような声がげを積極的にしてあげましょう。
器とスプーンをチェックしてみる
なかなか上達しないのは、もしかしたら食器が原因かもしれません。
2歳になるちょっと前、娘のスプーンを前述したエジソンのものに替えてみたところ、あれよあれよと上達していったんですよね。
成長によるところもあったかもしれませんが、個人的にはスプーンが合っていなかったのでは?と思うのです。
リッチェルのスプーンがよくなかったということではなく、娘の成長に合わせたスプーンを使わせるべきだったのかなと。
繰り返しになりますが、スプーンは握りやすく先端が平らなもの、器は底(立ち上がり)が直角に近く「返し」があって深さが3~5㎝のものがおすすめです。
まとめ スプーン練習は焦らず子供のペースで進めていこう
- 子供が使いやすい食器・すくいやすい好物で
- 汚れてもいい環境を整えて(マスカーテープ・お食事エプロンなど)
- 無理強いはせず、寄り添う気持ちで
- 楽しくなるようポジティブな声がけを♪
- 時には遊びに取り入れて楽しみながら
- しばらくお休みしてもOK!
半年以上かけてゆるーく進めていき、2歳になるころには左手を器に添えて上手にすくえるようになりました。
そのあたりから、敬遠していたヨーグルトも食べさせるスタイルから自分で食べるスタイルに切り替え、初めてカレーライスを自力で完食した日の感動は忘れもしません。
いつまでもスプーンを振り回し、「食べさせて!」の姿勢を崩さない娘にイライラしたり途方に暮れたりもしましたが、いつかはできるようになるんですよね。
練習は毎食でなくても、1回の食事の最初から最後まででなくても、スプーンですくう感覚は着実に身についていきます。
やりたがったら3食+おやつのフルコースで、そうでなければお子さんのペースにあわせてゆったりとした気持ちで取り組んでみてください。
うちは3ヶ月ガッツリ充電期間を設けていたら、ある日突然スイッチが入ってメキメキと上達していきました。
やはり、本人のやる気が一番の原動力となりますので、根気づよく見守る・寄り添う姿勢が大切かなと思います。
コツをつかむと、楽しくなってきて自分からスプーンで食べたがるようになりますよ。
娘は、自分で何でも食べられるようになったことで、食べること自体が大好きになりました。
時間がかかっても大丈夫です!
他の子が出来ていても焦らなくていいです!
お子さんのペースでいきましょう。