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2歳の娘は、9か月頃からおかゆの食べ進みが悪くなり、トライ&エラーを繰り返す日々でした。
小さいうちは特に、食事に関する悩みって尽きませんよね…。
1歳を過ぎ、大人とおなじ硬さのご飯になってからも状況は変わらず、白米をすすんでパクパク食べてくれるようになったのは、つい最近のことでした。
なかなかの長期戦となりましたが、結局のところ、本人の成長によるものが大きかったのかもしれません。
ただ、これまでの試行錯誤は無駄ではなかったというか、白米を食べるまでに必要なプロセスだったとも感じています。
今回は、
- 1歳~2歳児の1食分のご飯 量と硬さ
- 白米を食べない子供に試した方法9つと簡単なレシピ
についてまとめました。
内容的には、1歳以降の離乳食完了期~2歳ごろまでのお話になります。
成長過程や食の好みなどはお子さんによってさまざまですので、ほんの一例としてご参考ください。
1歳~2歳児の1食分のご飯 量と硬さ
- 1歳~1歳半 軟飯90g、普通飯80g
- 1歳半~2歳 普通飯80g~100g
個人差はありますが、上記がだいたいの目安となっています。
1歳~1歳半は、離乳食完了期と言われ、軟飯は1歳半くらいまでに卒業するのが一般的のようです。
もちろん、1歳半になったら必ず普通飯を食べなければならないわけではありませんので、お子さんの成長に合わせて進めてあげるといいと思います。
白米を食べない子供に試した方法9つと簡単なレシピ
1. 硬さ(水分量)を見直してみる
おかゆをあげていた時期から、ごはんの硬さを子供に合わせるのが難しくて…。
軟飯に切り替わってからも、おなじように作っているのに日によって食べる・食べないの波がありました。
そんなときにまず試していたのは、ぬるま湯を足して水分量を増やし、やわらかく食べやすくする方法です。
食べてくれたり、やっぱり食べなかったりという感じではありましたが、場合によっては有効かなと思います。
2. 量を減らしておやきで補う
- 1食分の軟飯を減らす
- 減らした分を「おやき」で与える
食べてくれない状態が続くと、決して子供が悪いわけではないのにだんだんイライラしてきてしまった経験はありませんか。
栄養や食べやすさなどをあれこれ考えて用意しているだけに、食べ残しを片づけるのも悲しいですし、食べる量がすくないと心配になりますよね。
そんなことが続いていたんですが、頭を切り替えてご飯の量を減らしてみることにしました。
娘には量が多すぎるのかもしれないというのと、「食べきる」という達成感を得ることで、ご飯に対する苦手意識みたいなものを払拭できたらと思ったからです。
まずは、軟飯90gから65g程度に減らして様子を見てみたところ、食べきることもあれば少し残すこともありました。
次に、軟飯だから食べきれないのかもしれないと思い、軟飯65gに「おやき」をプラスしてみることにしました。
すると、軟飯は少し残してもおやきはほぼ完食することがわかりました。
やはり、おやきの方が好みで食べやすかったんですね。
最終的に、多少のムラはありましたが90g相当の軟飯を完食できるようになりました。
軟飯おやきの作り方
ざっくりした手順は以下です。
- 軟飯を2合炊いたら半量をボウルなどに移す
- 片栗粉大さじ2~3と野菜やチーズなど適量をいれてよく混ぜる
- うすく油をひいたフライパンに好みのサイズでタネを落とす
- 両面を焼いたら出来上がり
- 当日食べない分は冷凍保存する
おやきは手づかみ食べの練習にもなりますし、野菜やチーズなどを混ぜれば栄養価もあがるので、一石三鳥です。
おやつで取り入れるのもいいですね。
普通飯を食べるようになってからは、炊飯器に残ったご飯でパパっと作るようになりました。
3. 簡単な手作りふりかけで味付け
「ふりかけ」というほどのものではないですが、食べ進まなくなったときにサッとかけると、再び食が進んだ方法です。
- ごはんにかつお節を少々と1~2滴の醤油、あればすり胡麻をかけて混ぜる
- ごはんに細かくした海苔or青のりをかけて混ぜる
こんな感じで、ものすごく簡単です。
かといって、最初からふりかけをかけて出すと、途中で食べ飽きてしまい終了~ということが多かったので、食べ進まなくなってからにした方が完食率は高かったです。
気まぐれで食べないこともありましたが、やらないよりはよかったです。
4. 混ぜご飯
- ツナとかぼちゃ、にんじんの軟飯
- サバとトマトの軟飯
- (タンパク質+)野菜+おかか醤油の軟飯
- クリームドリア風の軟飯
上記は一例ですが、ただの軟飯ではいっさい食べなかった時期は、基本的に具材を混ぜてオールインワンにしていました。
食べてくれたらOK!
このまま白米を食べなくなったらどうしよう…
素材の味を知ってもらいたいんだけど…
初めての育児ゆえに心配になることも多々ありましたが、食べないものは仕方ない!と割りきって、食べてくれるものを出していました。
特におかか醤油味が好きだったようで、手軽なのもあり多用していました。
それから、サバとトマトの組み合わせも食いつきがよく、完食率も高かったです。
トマトの下ごしらえが不要なトマトペーストは、離乳食初期からかなり重宝していました。
手軽にうま味をプラスでき、原材料はトマトのみなので安心して使えます。
スティックタイプでかさ張らず、保存もしやすいのでおすすめです。
サバは、サバ缶で取り入れるのが断然ラクですよ!
「あいこちゃんの鯖水煮」の缶詰ってご存じですか?
多くのサバの水煮缶は、「水煮」と言っても食塩が使われていることがほとんどなんです。
その点、あいこちゃんの鯖水煮缶は食塩不使用なので、離乳食や幼児食にも安心して使うことができますよ。
美味しくて、そのまま食べられるくらい骨がほろほろなのも有難いです。
食べやすいよう、すこし潰して骨ごと使っています。(カルシウムUP!)
こんなに素敵な商品なのに、なぜか近所のスーパーではどこも取り扱っていないんですよね…(^^;
5. カレーの王子さま
1歳1ヶ月頃から、カレーの王子さまを導入。
これがてきめんでした!
うちではレトルトのものではなく、顆粒タイプを使っています。
1包が2食分になっていて、外箱の「作り方」では2食分を鍋で作る方法が載っているんですが、
残った1食分を冷蔵保存したくない(まだ作り置きしたものを食べさせたくない)という理由から、1食ずつのレンジ調理をすることに。
レンジで1食分のカレーを作る方法
ざっくりした手順は以下です。
お使いの機種や材料によって加熱時間は調節してみてください。
- 耐熱容器に野菜と鶏ひき肉(どちらも冷凍ストック)、適量の水を入れ、グツグツするまでレンジ加熱(吹きこぼれないようラップの端を少し開けておく)
- 取り出して、カレーの王子さま顆粒を半量いれてよくかき混ぜる
- ラップを外して再びグツグツするまでレンジ加熱
- とろみがつけば出来上がり
- よく冷ましてから食べさせる
※メーカーでは1包を使い切ることを推奨しているので、上記の方法は自己責任となります。
私は、顆粒の半量を別皿に出す→残りは袋のまま空気が入らないように食品用クリップでギュッととめる→
冷蔵庫で保存して翌日には必ず使うようにしています。
食べさせ方のひと工夫
なるべくご飯を単体でも食べてもらえるように、最初からカレーと混ぜず、まずカレーを食べさせる→軟飯(orご飯)を口に持っていく→イヤイヤしたらもう一度カレーを食べさせる→軟飯(orご飯)を口に持っていく→またイヤイヤしたらカレーと軟飯(orご飯)を混ぜて食べさせるという方法にしていました。
カレーの王子さまのおかげで、ご飯だけでなく苦手な野菜もたくさん食べてくれるようになり、ものすごく助かりました!
ですが、あまりに頼りにしすぎて夕飯がカレーばかりになった結果、食べ飽きて食いつきが悪くなってしまいました…。
何事も限度ってものがありますよね。
それからは、少し間隔をあけて出すようになりました。
カレーの王子さま(顆粒タイプ)は、アレルギー特定原材料等28品目不使用で作られていて、他にも「ハヤシ」や「シチュー」などがあります。
化学調味料無添加のルウタイプもあり、小さなお子さんに配慮した商品ですね。
詳しくは、ヱスビー食品の公式HPでチェックしてみてください。
6. あんかけご飯
- 耐熱容器に野菜と鶏ひき肉orタラ(すべて冷凍ストック)、適量の水をいれ、グツグツするまでレンジ加熱
- 一度取り出して適量の水溶き片栗粉をいれてよくかき混ぜ、グツグツするまで再びレンチン
- 程よくとろみがついているのを確認し、しょうゆ1~2滴で調味
- よく冷ましてから軟飯orご飯といっしょに食べさせる
だしを使わなくても鶏やタラからうま味が出るので十分おいしく、とろみのおかげでご飯が食べやすくなります。
カレー同様、最初はそれぞれで食べさせるよう試みて、最終的にあんかけご飯にして食べさせていました。
あんが冷めにくいので、すぐにはあげられないことが難点なんですが、保冷剤を器の下に敷いて早めに冷ますようにしていました。
このひと手間があったとしても、よく食べてくれたのでレギュラー入りしていたメニューです。
7. 味付けをすこしだけ強くする
- 鶏そぼろ
- オムライス風ごはん
娘は、1歳4か月あたりから普通飯を食べるようになりましたが、今思えば、もう少し早くから切り替えてもよかったのかもしれません。
1歳2か月のとき、試しに大人とおなじご飯を単体で食べさせてみたことがありました。
すぐさま「おえっ」となってしまったので、まだ早いと判断して軟飯を続けていたんです。
今よりももっと食事中の窒息が心配だった時期で、「おえっ」となったことにかなり動揺してしまったんですよね。
とは言え、どうも軟飯のべちゃっとした質感が苦手なようなそぶりもあり、どうしたものかと頭を抱えていました。
鶏そぼろ
- 鶏ひき肉100gとみじん切りした玉ねぎ(お好みで)、水大さじ1を600Wで1分強
- レンジから取り出し(まだ半生の状態)かき混ぜる
- 砂糖小さじ1/2、醤油小さじ2/3をいれてさらにかき混ぜ、再度レンジで加熱(様子を見ながら)
- 完全に火が通ったら出来上がり
ところがある日、鶏そぼろと合わせて普通飯を食べさせてみたら進む進む!
たまに、そぼろのかかっていない部分を口元に持っていっても、躊躇なく口を開いてパクパク食べてくれました。
もう普通のごはん食べられたんだね!
あっという間に80gのご飯を完食してしまいました。
白米単体では食べづらくても、鶏そぼろと混ぜたことで丁度よくしっとりして、しかも、しっかりと味もついていて食べやすかったんだと思います。
かなり薄味を心がけてきましたが、1歳を過ぎるとそれでは味気なくて食が進まなくなっていたようです。
オムライス風ごはん
- 耐熱容器に卵焼き1食分、ピーマン、玉ねぎ、ご飯(すべて冷凍ストック)をいれてレンチン
- レンジから取り出し、卵焼きを崩しながら少量(小さじ1/4弱くらい?)のケチャップと混ぜて出来上がり
なぜオムライス「風」なのかというと、卵で包んでもいなければ具材に鶏肉などのお肉も使っていないからです。
それでも、食べたら不思議とオムライスっぽい味がします。
卵焼きとしても使いたかったので、私は卵焼きの状態でストックしていましたが、スクランブルエッグで冷凍しておいても便利です。
この時(1歳半ごろ)からやっとケチャップを使い始めました。
離乳食後期以降から、風味づけ程度なら使えるみたいですね。
このレシピでは少ししか使わないので、ご飯がうすーく色づいたかな?という見た目です。
卵が大好きな娘は、お肉なしでもパクパク平らげてくれました。
お肉をいれることもありますが、その場合は、1食分のタンパク質量を目安にして卵焼きの量を減らします。
時間がないときでもすぐにできるので、今も具材を変えてよく作っているメニューです。
卵焼き自体に野菜を混ぜておくのもオススメですよ。
8. おにぎりにする
30g前後の小さなおにぎりを3つ(トータルで白米90gほど)出したところ、手づかみ食べが大好きな娘はあっという間に完食!
自分で食べたかったのかな?
イヤイヤ期に突入していたのもあり、日増しに「自分でしたい!」が強くなっていたときのことです。
まだ上手にご飯をすくって口まで運ぶことができず、すぐにスプーンを放り投げるかおもちゃにするかだったので、いつも私が食べさせていました。
もしかすると、イヤイヤしていたのはご飯のことではなく、食べ方のことだったのかもしれません。
おかげで、以前よりも落ち着いて自分の食事ができるようになり、後片づけまでの時間も短縮され、娘はよろこんで食べてくれて、本当に良いことづくめでした。
しばらくすると握りつぶして遊ぶようになってしまいましたけどね!(想定内ではありましたが。泣)
ただ、この方法を試した後から、白米だけでも抵抗なく食べるようになったので結果オーライです。
- 米粒が手にくっつきにくくするため&風味づけに、細かくちぎった海苔をまんべんなくまぶす
- 海苔を細かくすることで、巻いたものよりもおにぎりを噛み切りやすくすることができる
- ふりかけなどで味付けをしないことで、白米のみで食べることへの抵抗感がうすくなる。
- ミニサイズでも一口では食べられない程度の大きさにすれば、「かじり取り」の練習になる
9. 楽しい雰囲気でおいしく食べる
子供って、大人と同じことをしたがりますよね。
持ち物などに興味を示して触りたがったり、行動をまねしてみたり、一緒に食卓を囲んでいると、大人が食べているものに興味をもってやたらと欲しがることも。
そういった習性を活かした方法です。
- お茶碗に盛られているご飯を指差して、「一緒だね」と言ってみる
- ちょっと大げさに「ご飯、おいしい~!」と言いながら食べる
- 「○○(子供の名前)もいっしょに食べようよ」と促す
こんな感じで、終始ニコニコと楽しそうな雰囲気でいると、子供もなんだか食べてみたくなってきて「パクッ」としてくれるかもしれません。
食べられた時には、「▲▲(食材)おいしいね」や「○○がいっぱい食べてくれてうれしいな」など、一緒に食事をたのしむ感じの言葉をかけると、「もっとたべてみようかな?」と、さらに食が進むきっかけにもなりますので、接客的に声掛けしてあげたいですね。
先日、娘が自分のお皿から苦手なほうれん草をつぎつぎと私のお皿にポイポイしてきたので、「いいの?ありがとー!ほうれん草おいしいなー」と喜んでそれらを食べて見せたら、あわてて自分のお皿に残ったほうれん草を食べ始める、ということがありました。
栄養面を心配するあまり、つい食べるようきつく言ってしまうこともあるかもしれませんが、無理強いは逆効果になってしまうんですよね。
まずは、「食べてみたいな」「ご飯の時間ってたのしいな」と思えるような空間づくりをしていくことも、子供の食に対する意欲を高める一歩かなと思います。
オノマトペ(擬態語)を使って楽しく
- パクパク
- モグモグ
- モリモリ
- ムシャムシャ
上記のようなオノマトペも、楽しい雰囲気でたべるのに効果的です。
だんだん話せるようになってくると、こちらが言わなくても「ぱっぱ、もっも」と、自分で言いながら食べていたり、スプーンを口元に持ってきて「ぱくうー」なんて言いながらおどけていたりして、ちょっとほほえましかったりもしました。
こういう言葉って、子供にとってなんだかおもしろく聞こえるのかもしれませんね。
先日、「ムシャムシャ」をはじめて取り入れてみたところ、ニコニコしながら「むしゃむしゃ、むしゃむしゃ」と、さっそく気に入って使っていました。
まとめ 白米を食べない子供への9つの対応は?
- まずは、ご飯の硬さ(水分量)や量が本人に合っているか確認
- おやきに置き換えてみるのも◎
- 食べ進まなくなったら手作りふりかけで味付け
- 白米にこだわらず混ぜご飯にするのもアリ!
- やっぱりカレーは強い!ただし頼りすぎに注意
- 「あん」のとろみで食べやすく
- 味付けが薄すぎないかチェック
- 海苔まぶしおにぎりはイヤイヤ期でもすすんで食べてくれた
- 美味しく、楽しく食べられる雰囲気をつくろう
2歳になった娘は、白米をおいしそうに食べるようになりました。
スプーンがうまく使えるようになったことで、自分で食べられるのがうれしいのもあるでしょうし、海苔まぶしおにぎりを食べるようになってから、お米本来のおいしさがわかるようになったのかもしれないなと、見ていて思います。
いろいろと悪戦苦闘してきましたが、思っていたよりも早い時期に解決することができました。
もちろん、イヤイヤ期まっただ中なので、時には食べムラもあるでしょう。
ですが、「白米食べない問題」は、成長によってほぼ解決されますので安心してください。
なんだかんだ言って、一番たいせつなのは9番目に書いた「おいしく楽しく食べられる雰囲気づくり」なのかなーと、書いていて再認識しました。
こちらの記事が少しでもお役に立てたなら、うれしく思います。